2017年8月23日午前7時、アンゴラの首都ルアンダで投票所が開き、最初の列ができた。ロイターは、曇天の朝に有権者が整然と待っていたと記録する。この選挙では、38年間大統領だったジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントスが再選を求めず、与党MPLAの筆頭候補ジョアン・ロウレンソが後継者と見られていた。投票は国会議員を選ぶ形式だが、最大政党の候補が大統領になる制度のため、列は国家指導者の交代手続きにも直結した。

候補者が代わることと、権力構造が代わることは同じではない。結果はMPLAが61%、UNITAが27%と報じられ、野党は集計を争ったが、憲法裁判所は無効申立てを退けた。朝の列に並んだ人が同じ期待を持っていたと推測してはいけない。確かなのは、長期政権の指導者が退くという歴史的節目が、午前7時に開く投票所で、一人ずつ名簿を確認される通常の順番として始まったことである。