2017年10月、タイ国王プミポンの火葬式を前に、喪服姿の人々がバンコク旧市街へ集まった。Reutersの写真記録は10月25日、王宮近くで式典到着時の列を撮影している。別の同時期報道では、約25万人の参列が見込まれ、確実に場所を得るため前日から雨の中で待つ人々もいた。
この列の固有性は、入場券や商品ではなく、国家的な別れを目撃できる位置を確保するための順番だったことにある。式典は一度しかなく、経路と収容空間には限りがある。待つ行為は追悼の表明であると同時に、大群衆を儀礼の時間へ組み込む実務的な仕組みでもあった。
