2021年初め、メキシコシティ都市圏では新型コロナによる死者の増加が火葬場と葬儀手続きを圧迫した。死亡証明関係の書類を得る政府窓口の外には霊柩車が並び、手続きだけで4〜5時間かかった。火葬はさらに24〜36時間待ちとなり、別の報道では一部の家族が平均8日ほどの順番待ちに置かれた。

この待機の固有性は、一人の死後に列が二つ続いた点にある。まず書類を得るために車両が並び、その後、限られた炉の順番を家族が待った。ここでの列は忍耐の物語ではなく、感染拡大が行政手続きと火葬能力の双方を同時に超えたことを示す記録である。