2020年10月、セネガルのトゥーバでグランド・マガルが行われた。APの写真記録は、マスクを着けたムリッド教団の女性や巡礼者が、大モスクへ入るため列をつくる姿を残す。

マガルは教団の創始者アマドゥ・バンバを記念する大巡礼である。この年は新型コロナウイルス流行下だったが、数万人規模の参加者が集まった。宗教行列そのものと、建物の入口で順番を待つ列は区別して記録されている。

この待機を信仰の強さだけで称賛することはできない。集団儀礼を続ける決定と感染リスクが同時に存在したからだ。写真のマスクと入口の列は、古い巡礼が2020年の公衆衛生条件に適応しようとした痕跡である。