2008年夏、独立を宣言したばかりのコソボで、新しい共和国旅券を申請する大きな列ができた。Beta通信を掲載したB92の8月19日付報道は、7月末の発給開始後、需要が集中して最初の数週間に大きな列が生じたと伝えている。夏休みに帰郷した国外居住者も申請し、窓口は土曜にも開き、しばしば午後11時まで対応した。
旅券は単なる旅行書類ではない。新国家にとっては行政能力と市民権を形にする文書であり、申請者にとっては国境を越えるための実用品でもある。独立から数か月後の列では、人々が一冊の冊子を待ちながら、新しい国の制度が実際に動き始める瞬間にも立ち会っていた。
