2019年5月3日、ペルー南部プーノのアラシタス祭で、ベラビスタ十字架礼拝堂へ続く列が数ブロックに伸びた。人々が手にしていたのは、家、車、バス、学位証書、紙幣などの小さな模型である。祭では、これから実現してほしいものをミニチュアとして買い、正午の祝福を受ける。Diario Correoは、数千人が早朝から会場を訪れ、礼拝堂で司祭がミサを行った後、買った品を祝福したと報じた。同じ会場ではアンデスの宗教実践にもとづく祝福も行われ、願いを託す方法が一つではないことが分かる。列の先にあるのは現物の家や車ではなく、手のひらに載る未来の模型だった。順番を待つ時間が、願望を私的な夢から、祭の中で公に祝福される品へ変えていた。