「正教会修道院の治癒の聖水(ツェベル)」。収集原票がこの行列の手がかりを置くのは、エチオピアだ。時期の記載は「現代」。原票には「伝統医療・宗教治癒が重なるが、報道には明確な列の記述がない。」という補足も残る。この列を読み解く鍵は、何を待っていたのかだけではない。生活に必要なものをめぐる順番が、その場所でどのような意味を持ったのか。遠くの誰かの「待つ」を、自分の経験と比べる入口になる。ただし、この文章は収集記録から組み立てた草稿であり、列の実在や参加者の思いを確認したものではない。