2019年1月22日、バングラデシュの首都ダッカにあるアガルガオンの選挙研修所で、国民ID(NID)の手続きを求める人々が列をつくっていた。『Dhaka Tribune』の同時代報道と写真説明は、朝からNID部門で待つ人々と長い列を記録している。選挙管理委員会のサーバー障害が続き、指紋の更新やカード関連のサービスが止まっていたためだ。

取材に応じた一人は午前10時から午後3時45分まで待ち、別の人は何度も足を運んだと話した。国民IDは、銀行、携帯電話、行政手続きなど日常の入口になる。だから機械が止まっても、必要とする人の列までは消えない。デジタル化された身分証の制度が、最後には人間の時間で支えられていることを見せる行列だった。