米国ワシントンでは、注目度の高い議会公聴会の傍聴席を確保するため、依頼人に代わって長時間並ぶ専門業者が使われてきた。ワシントン・ポストは2015年、議会公聴会への入場を確実にするため、ロビイストなどに代理の「line stander」を提供する会社が大きな仕事になっていると報じた。代理人は早くから列に入り、依頼人が交代できる段階まで場所を守る。

公聴会は公の政治空間だが、席には限りがあり、時間を払える人とお金を払える人が同じ列で競う。待つことを外注できる仕組みは便利である一方、誰の時間が入口への近さを決めるのかという問いも残す。