女性用トイレの列は、個人の身支度の遅さではなく、利用時間と設備配置の差から生まれる。記事が示す平均利用時間は男性60秒、女性90秒。女性は月経対応や子ども・介助が必要な大人の付き添いも担う。一方、同じ広さでも男性側には個室に加えて複数の小便器を置けるが、女性側は個室三つほどに限られる場合がある。

英国の自治体運営トイレは2010年の5,159か所から2018年には4,486か所へ減った。解決策として知られる「potty parity」は、待ち時間をそろえるため女性用設備を2対1または3対1で確保する考え方だが、英国では指針にとどまる。列の原因は、入口の男女表示より前、建築図面上で一人を何秒で処理できるかを計算しなかった時点に埋め込まれていた。