2021年6月、レバノン中央銀行がドル預金を一定相場で現地通貨として引き出す措置を停止すると、ATM前に長い列ができた。金融危機下で銀行は外貨預金へのアクセスを制限し、預金者はわずかな現金を得るにも規則変更に左右された。

この列の固有性は、給付や融資を求めるのではなく、自分の口座にある金を受け取るための列だった点にある。ATMは便利な自動窓口ではなく、金融制度への不信が集まる配給口のように機能した。