2020年7月30日、チリで個人年金積立金の一部引き出し申請が始まると、サンティアゴでは人々が手続きの列を作った。制度は新型コロナ禍で収入を失った世帯を支えるために設けられ、初日だけで約300万人が申請した。
この列の固有性は、給付金を受け取るのではなく、自分の老後資金を現在の生活費へ移す順番だった点にある。目の前の危機をしのぐ手続きが、将来の年金額を減らす選択と結びついていた。
チリ · 2020

2020年7月30日、チリで個人年金積立金の一部引き出し申請が始まると、サンティアゴでは人々が手続きの列を作った。制度は新型コロナ禍で収入を失った世帯を支えるために設けられ、初日だけで約300万人が申請した。
この列の固有性は、給付金を受け取るのではなく、自分の老後資金を現在の生活費へ移す順番だった点にある。目の前の危機をしのぐ手続きが、将来の年金額を減らす選択と結びついていた。