2026年4月、スペインの大規模な移民正規化手続きが始まると、バルセロナ近郊などの公共窓口前に移民が並んだ。必要書類の取得や予約、申請のためで、初日にはマドリード、バルセロナ、バレンシア、ログローニョで長い列が報じられた。デジタル証明書を持たず予約が取れない人、書類を集める人、システム障害に直面する人が同じ街路へ集まった。

制度はオンライン申請も用意したが、資格を証明する紙とデジタル入口をそろえる仕事は画面内だけでは終わらなかった。列は在留資格そのものを待つ場というより、申請可能な人になるための準備が物理窓口へ戻ってきた場所だった。