英国のある緊急ホームレス宿泊施設では、居住者は毎朝外へ出され、午後5時まで戻れなかった。その時刻に寝床を求めて列をつくったが、場所は誰にも保証されなかった。ガーディアンに寄稿した元図書館員は、施設利用者が読んでいた本を図書館の椅子の後ろへ毎日隠していたことから、この仕組みを知った。

寝床を得られない夜は、所有物すべてを路上へ持ち出さなければならない。男性は本を借りても守り切れると約束できず、それでも続きを読みたかったため隠していたという。図書館は後に、宿泊施設が本を預かる制度へ変更した。この列の残酷さは待ち時間だけではない。順番の結果が、その夜眠る場所だけでなく、一冊の本を安全に持てるかまで決めていた。