8月30日の聖ロサの日、ペルー・リマ中心部の聖ロサ聖堂では、信者が願いを書いた手紙を「願いの井戸」へ入れるため並んだ。2017年のEl Comercioは、数千人の列がタクナ通りで最大10街区に伸び、子どもも大人も入場まで三時間以上待ったと報じた。
手紙に書かれる願いは、家族の健康や一年の無事など一人ひとり異なる。しかし井戸へ近づける通路は一つで、年に一度の記念日に来訪が集中する。2022年の記録では、8月30日に先立つ週末にも午前6時から人が集まり、さらに早く到着した人もいた。全員が手紙を手に順番を待った。
この行列では、祈りそのものが配給されるわけではない。私的な願いを象徴的な場所へ届ける一瞬を、公共の順番が分け合っていた。十街区の長さは、井戸の小さな入口と信仰の集中の差をそのまま示した。
