スリランカの聖山スリー・パーダでは、巡礼期の週末や満月日に山頂へ向かう階段が停止する。2009年の現地記録では、登山者は最後の数ヤードで列にぶつかり、二時間以上かけて頂上へ着いた。別の混雑日には列が山頂から約2キロ下のインディカトゥパナまで延びた。上りと下りを分ける狭い道で逆行が起きると、双方が動かなくなった。

山頂では多くの人が日の出を待ち、礼拝空間も限られる。つまりこの列は、登山の速さでは解けない。聖なる足跡への参拝、山頂での滞在、下山の流れが一点で重なり、最後の数メートルを旅全体より長い待ち時間に変えていた。