インドのバラナシ(ベナレス)では、ガンジス川で身を清めることが長く宗教的な意味を持ってきた。川へ下りるガートと呼ばれる階段には、祈る人、沐浴する人、儀礼を助ける人が集まる。
しかし、人が集まる場所と、順番を守って待つ列は同じではない。18世紀の巡礼者が特定の沐浴場所で列を作ったと述べるには、当時の旅行記や絵画など、もう一段具体的な証拠が必要だ。現在の混雑を過去へそのまま投影することもできない。
この候補が投げかける問いは興味深い。誰にも開かれた川で、順番はいつ、何によって生まれるのか。信仰の歴史と行列の歴史が重なる地点を、資料から探す必要がある。
