2008年12月、ケニア北東部のダダーブ難民キャンプ群では、毎朝、数百人の新着難民がUNHCRの登録事務所前で職員を待った。イフォ、ハガデラ、ダガハレイの三キャンプには約23万人が暮らし、本来9万人を想定した施設の容量を大きく超えていた。登録班は需要に対応するため増員された。

待つ場所は事務所前だけではない。UNHCRは、女性や子どもが毎日、水を求めて炎天下に並んだと記録する。以前は一つの蛇口を約200家族で使っていたが、約400家族が求める状態になったとの証言もある。登録の列は住まいと支援へつながる入口、水の列はその日の生活を支える入口だった。二つの列は、避難民の多さを抽象的な人口ではなく、限られた職員と蛇口が処理できる順番として示している。