2017年7月、ハノイ南部のリン・ダム地区で、保護者たちが公立幼稚園の入園枠を決める抽選の列に並んだ。国営英字紙Viet Nam Newsによると、リン・ダム実習幼稚園が受け入れられるのは応募99人中40人。公立施設が足りない新興住宅地では、数百人の保護者が同じような抽選に参加していた。以前は願書を得るため一晩中並ぶこともあったが、抽選方式は列の先着順を、番号が選ばれる運へ置き換えた。

親が待っていたのは、単なる受付ではない。家計で負担できる保育、衛生や教育への信頼、そして子どもの一日の居場所だった。列の順番が公平でも、席そのものが不足すれば、全員が入口を通れるわけではない。この小さなくじ引きの列は、都市が成長する速さに公共サービスが追いつけるかという大きな問題を映していた。

品質確認:Viet Nam Newsは学校名、応募99人と定員40人、抽選に並んだ保護者を同一記事で記録している。