イラク・ティクリートの居住局では、番号が一つずつ呼ばれ、難民と庇護申請者がUNHCRの移動登録チームに会う順番を待った。2026年9月のUNHCR報告は、職員が「15番」と呼ぶ場面と、人々が階段を上って一階のチームへ続く列に加わる様子を直接記録している。バグダッドから来た11人のチームは7日間、新規登録、証明書更新、出生・婚姻・離婚・死亡などの情報更新、帰還希望者の手続きを扱った。移動型なのは利便性だけのためではない。ティクリートからバグダッドへ家族3人で移動すると約10万イラク・ディナール、約80ドルかかり、書類が失効した人には検問所での拘束リスクもあるという。オンライン申請と電話予約を経て来庁した人もいた。ここで列を短くしたのは窓口の高速化ではなく、窓口そのものが人々の暮らす地域へ移動したことだった。
イラク · 2026
「15番」を呼ぶ声――ティクリートの移動登録
