南アフリカの公営住宅配分を検証した2013年の報告書は、eThekwini都市圏で使われた仕組みを記録している。住宅プロジェクトが始まると応募者を募り、必要書類を記入するために数千人が列を作った。ところが、列の前後がそのまま住宅取得の順番になるわけではなかった。最初の適格性審査を通った申請書は箱に入れられ、番号を無作為に引いて次の審査へ送られた。 自治体がこの方法を選んだ背景には、既存の住宅待機名簿が人種別に作られ、公平性や信頼性に問題があるという認識があった。無作為抽選も居住地や社会的つながりを考慮しないとの批判を受けたが、自治体は混乱し政治的影響も受け得る名簿より公平で効率的だと考えた。 この行列の固有性は、身体的な到着順と最終的な配分順が意図的に切り離された点にある。数千人は申請用紙へたどり着くためには並ばなければならない。しかし、その列で早かったことは住宅への近道ではない。制度は、古い順番の不公平を避けるため、いったん作った順番を箱の中で消した。
南アフリカ · 2002以前〜2013年報告
南アフリカ|住宅申請の列を、最後にくじが並べ替える
