2025年5月27日、ウガンダで国民IDの一斉更新・新規登録が始まった。カンパラの複数会場では開始予定の午前8時より前から住民が集まり、ルバガでは8時までに長い列ができた。マキンディでは数百人が係員の到着を待ち、限られた登録機器に対して希望者が集中した。これは制度上の待機ではなく、会場で受付の順番を待つ物理的な列である。

国民IDは行政サービスだけでなく、就職、金融、子どもの就学手続きなど生活の入口に結び付く。更新対象者と初回登録者を全国一斉に受け付けたため、一人ひとりの指紋や虹彩などを扱う機器と担当者の処理能力が、そのまま列の進みに反映された。早朝から来ても昼前まで対応されないという証言は、本人確認がデジタル化されても、最後の生体情報登録には身体を伴う順番が残ることを示す。

現地報道は、列を飛ばすための金銭や縁故をめぐる不満も記録した。つまり、この列は単なる混雑ではなく、行政サービスの公平性を人々が目の前で測る場所でもあった。2024年という旧記録は事業準備期に当たり、直接確認できる列は全国運用が始まった2025年5月27日へ修正した。