2022年、ウクライナからスロバキアへ逃れた人々にとって、一時保護の登録は、滞在を法的に安定させ、医療や社会保障へつながるための入口だった。UNHCRの調査では、スロバキアで一時保護を申請した回答者のうち、手続き上の課題として61%が「長い列」を挙げた。5月2日までに申請者は約7万3200人に達していた。
この列で待ったのは、観光客でも通常の役所利用者でもない。戦争から避難し、多くが女性や子ども、高齢者だった。登録センターでは身元と資格を確かめ、保護の地位を行政記録へ変える。一時保護は通常の庇護手続きより迅速な制度として設けられたが、短い制度と短い待ち時間は同じではなかった。
この行列が示すのは、国境を越えれば避難が終わるわけではないということだ。安全な場所へ着いた後にも、権利へ入るための順番がある。法的地位という目に見えないものが、登録窓口の前では、はっきりと人の列になった。
