1989年5月、アルゼンチンのロサリオで、ボエリオ・スーパーマーケットの周囲に買い物客が集まった。TIME誌の同時代記事は、常連客を含む人々が店外で静かに待った場面から、ハイパーインフレ下の暮らしを描いている。人々が急いだのは、商品の値段が同じままではいられなかったからだ。
この記録は、どの店にも同じ列があったことを証明しない。特定の店の外に、食料を手に入れようとする人々が集まった事実を示す。通常の買い物では列の先に商品がある。しかし価格が急騰する時代には、自分の番が来るまで同じ値段で買えるという保証さえなかった。
