2021年4月30日、メロン山の宗教行事で群集事故が起き、45人が死亡した。その直後、イスラエル各地のマゲン・ダビド公社(MDA)の献血所には、被害者のために血液を提供しようとする人びとの長い列ができた。テルアビブのラビン広場で献血する人びとも写真に記録されている。
特徴的なのは、需要の大きさだけでなく、善意の集中が献血の処理能力を上回ったことだ。MDAは列にいる人へ帰宅し、別の日に来るよう求めるまでになった。周辺のアラブ人やドルーズ人の自治体も、立ち往生した参加者への宿泊や飲食を申し出た。
この列で待つことは、血液を受け取るためではなく、自分の血液を渡すためだった。しかも順番が来る保証ではなく、十分に集まったから今日は帰ってほしいと告げられる可能性を含んでいた。
