インドネシアの大統領宮殿では、断食明けの祝日に人々が大統領へ挨拶する順番を待った。Kompasが2024年に記録したスカルノ時代の証言では、大統領はムルデカ宮殿の裏テラスに立ち、宮殿職員と家族は正面の国立宮殿側から芝生を横切って一列に並んだ。大統領自身が、職員を叱ったこともあるから謝り、まず彼らの祝賀を受けるべきだと話したという。別の宮殿公開日の記録では、高官、知識人、一般市民が同じ列でグス・ドゥル大統領との握手を待ち、それが王宮的な空間を「人々の家」へ変えたと評された。この列の固有性は、入場管理だけでなく、普段は階層化された宮殿の関係を、ひとりずつ挨拶する順番へ一時的に組み替えた点にある。