ボツワナのダイヤモンドは、地下から取り出される石であると同時に、独立後の国家財政を支えてきた資源でもある。鉱山の仕事を希望する人にとって、採用登録はその富と自分の暮らしが接する入口だ。しかし鉱物が高価だからといって、雇用が誰にでも行き渡るわけではない。採用には技能、勤務地、企業の募集方針など複数の条件が関わる。ここで注目したいのは、宝石店のショーケースと採用窓口の距離だ。世界のどこかで輝く一粒の石の背後に、仕事を得たいという切実な期待がある。ただし、特定の鉱山で応募者が列を作った日時と場所は原票から確認できない。これは「鉱山採用の行列」を検証するための編集原稿であり、現場の光景を再現した記録ではない。