インドネシアのラマダンでは、午後4時ごろから即席の屋台が現れ、日没前の軽食タクジルを求める列が歩道を埋める。Kompas.comの2026年の記事は、この現象を「war takjil」と呼び、午後5時から5時30分に混雑がさらに強まり、人気商品が売り切れ始めると説明する。場所は大きなモスクの周辺、幹線道路、市場、広場、住宅地の臨時バザーなどだ。

ここでの競争は戦争ではなく、限られた時間と在庫をめぐる誇張表現である。揚げ物や果物飲料、コラックのような定番に加え、SNSで話題になった商品にも長い列ができる。断食明けは日没という共通の時刻で始まるため、都市のあちこちに分散した店でも需要の山はほぼ同時に来る。列を生むのは人気だけではない。宗教上の時計が、一日のうち短い販売時間を全員に共有させることにある。