「家庭で下ごしらえしたラマダンパンの窯焼き」を待つ人々。収集原票は、この行列の場所をコソボ・プリズレンと記している。記録上の時期は2025。原票に残された手がかりは「家庭の具材を伝統窯へ持ち込む仕組みは確認、実際の列は未確認」というものだ。何を待っていたのかだけでなく、待つことが暮らしの中でどんな位置を占めたのかにも目を向けたい。楽しみのための列と、必要に迫られた列を同じものとして扱うことはできない。これは原票に基づく編集草稿で、出来事の実在や参加者の心情を確認した文章ではない。