2007年10月、アルジェリア北部で、ラマダン菓子ズラビアを買う列ができた。『La Depeche de Kabylie』は、ズラビアが品薄になり、住民が専門店の前で順番を待つほかなかったと10月3日付で報じている。ズラビアは生地を油で揚げ、蜂蜜や糖蜜のシロップを吸わせる菓子で、断食月の夕食卓に強く結びついている。

日中の断食が終わる時刻は皆に同時に訪れる。人気の菓子が少数の店にしかなければ、需要も同じ時間に集中する。列で待つ人々が欲しいのは、単なる砂糖菓子ではない。毎年の季節を「いつもの味」で終えるための一品である。品薄の年ほど、食文化の大切さが店先の列として見える。