ハノイのLý Thường Kiệt通りにあるMâyの小さなおこわ屋台では、会社員や学生が日常的に列をつくる。数平方メートルの歩道に椅子と蒸籠を置き、一日最大約1,000食を販売する。価格は1万ドンから。店主が豆を「機械のように」素早く切り分ける手つきが、待つ客の撮影対象にもなった。
この列の特徴は、遅いからではなく、速くても需要が上回ることだ。固定店舗や広い客席を持たず、持ち帰り中心の屋台が、手作業の速度を極限まで高めて都市の朝食を流す。行列は非効率の印ではなく、小さな面積が生む高密度な商売の形である。
