クロワッサンとドーナツを組み合わせたクロナッツは、2013年にニューヨーク・ソーホーのドミニク・アンセル・ベーカリーで発売されると、早朝の列を生んだ。2014年のル・モンド取材では、午前8時の開店に対し5時半から待つ人がいた。一日一回だけ焼き、購入は一人2個まで。それでも午前9時50分には売切れが近いと告げられた。

店はクロナッツ客と他の商品を買う客の列を分け、近隣に配慮するルール看板を歩道へ出した。菓子一つの希少性が、焼成回数、個数制限、列の分岐まで含む小さな配給制度をつくった。