2014年のArab Newsは、ジッダでは複数の飲食店で朝食を買うために並ぶことが習慣だと記した。記事が紹介する朝食には、豆料理フール、バリラ、ザータルをのせた薄焼きパン、ラブネ、ファラフェル、ナツメヤシのジャム、卵料理、アラビアコーヒーなどが並ぶ。列は特定商品の発売日ではなく、朝の食事を店で調達する日常に属していた。
取材先のホテルは、その都市的な経験まで施設内で再現しようとして、通年のサウジ式朝食を始めた。提供時間は毎朝6時から9時半。ここで模倣されたのは料理の種類だけではない。客が料理を選び、出来上がりを待つ順番もまた、ジッダらしい朝食の一部として理解されていた。
