2018年8月、ウガンダの首都カンパラで三回目のロレックス祭が開かれた。ここでいう「ロレックス」は腕時計ではない。卵焼きをチャパティで巻く安価な軽食で、名称もrolled eggsの響きに由来する。現地紙Monitorは、音楽が流れる会場で客が料理を待って列をつくったと記録している。
もとは東部ブソガで生まれ、マケレレ大学の学生らに広まった食べ物で、当時の価格はおよそ1,000ウガンダ・シリング。祭ではインド、メキシコ、ケニアの料理人も独自版を出した。日常の「貧しい人の夕食」と見られた軽食を観光資源へ変えようとした会場で、列は単に空腹を満たす順番ではなく、屋台料理が国民的料理として紹介される瞬間を形にしていた。
