2024年5月、リマのリンセ地区で、街角のエモリエンテ屋台に数十人の列ができた。現地紙La Repúblicaは、客がバスを待っているように見えるほど長い列だったが、目的は温かい薬草飲料だったと報じた。店は伝統的なエモリエンテだけでなく、キヌアを使ったものや健康を意識した調合も掲示していた。寒い季節の朝食や軽食として知られる飲み物を、一台の屋台が一杯ずつ提供する。この列の固有性は、公共交通の列と見間違えるほど街路空間を占めながら、実際には一人の小規模事業者の工夫へ向かっている点にある。ペルー各地の街角で見られる飲み物が、ここでは調合の違いによって特定の屋台を目的地に変えた。