1942年7月、デトロイトで白人と黒人の若者たちが、戦時資源回収活動への登録を待って列をつくった。米国議会図書館の写真目録は、撮影者をアーサー・S・シーゲルとし、列の目的を明記している。古い写真の人物配置を推測で行列と呼ぶのではなく、アーカイブ自身の説明が順番待ちを確認してくれる記録である。

金属やゴムなどの回収は、遠い戦場と都市の日常を結ぶ仕事だった。写真が印象的なのは、人種隔離が社会を深く分けていた時代に、異なる背景の若者が同じ登録列に写っていることだ。ただし、一枚の写真から彼らの関係や感情までは断定できない。確かなのは、若者たちが同じ活動に参加するため、同じ場所で自分の番を待ったという事実である。