2026年9月、インド北部のゴーガーメーディー祭では、数十万人の参拝者がゴーガージーの廟へ進んだ。現地報道は、暑さと湿気のなか長い列ができ、北方諸州から来た参拝者が旗や標章を手に祈りを捧げたと記録する。ゴーガージーは、ヒンドゥー教徒には英雄、イスラム教徒にはピールとして敬われ、寺院もインド・イスラム双方の意匠を持つ。インド政府観光資料も、この祭りにラージャスターン、ハリヤナ、パンジャブなどから数千人が集まり、蛇咬傷から守る戦士聖者として崇敬すると説明する。この列の固有性は、異なる宗教名で呼ばれる同じ存在への参拝が、一つの廟への同じ順番として可視化される点にある。混雑を信仰の優劣に変えず、共有される場所の運用として記録する。