2008年末、ケニア北東部ダダーブの三つの難民キャンプには約23万人が暮らしていた。イフォでは毎朝、新規到着者数百人がUNHCR登録事務所の前で職員を待ち、給水所では女性と子どもが強い日差しの下で毎日列をつくった。水量とポンプ能力が人口増加に追いつかず、以前200家族が使った一つの蛇口を、約400家族が求める状態になった。
同年だけで6万人を超すソマリア人が、紛争、干ばつ、食料不安からケニアへ逃れた。キャンプは新しい居住区画も尽き、廃棄物処理や防火にも水不足が影響した。限られた水をめぐる争いも報告された。
蛇口の前の順番は、単なる設備利用の列ではなかった。避難民の増加を土地もポンプも吸収できないとき、人口統計の膨張が、一つの容器を満たすまでの時間になって現れた。
