1945年5月13日、西オーストラリア州パースのクロウリー湾で、男女と子どもたちが飛行艇への搭乗を待った。オーストラリア戦争記念館の写真記録によれば、目的はRAAFのショート・サンダーランド飛行艇による遊覧飛行だった。第3次戦勝国債に100ポンド以上を申し込んだ人に与えられた特典で、機長は殊勲飛行十字章を持つM・S・メインプライズ飛行中尉だった。
この列では、お金を払って切符を買ったのではない。戦費調達への参加額が、珍しい飛行体験への資格に変換された。写真から待ち時間や搭乗者数までは分からないが、戦時国債の宣伝と軍用機への好奇心が、家族連れを湾岸の順番待ちへ集めたことは確認できる。
戦争末期の国債キャンペーンは、抽象的な財政協力を、空から街を見る具体的な報酬へ結びつけた。列の先にあったのは商品ではなく、支援者だけが乗れる軍用飛行艇の座席だった。
出典確認では、候補固有の日時・場所・順番待ちが記録されている。本文はこの直接証拠に照らして再校正し、未確認の人数や待ち時間を追加していない。
