ソ連崩壊後のキューバで始まった「特別期間」は、食卓だけでなく時間の使い方も変えた。家計研究は、1990年代初めの典型的な世帯が食料を得る列に週約15時間を費やしたと記録する。配給帳があっても、品物が店に届く時刻や量は別問題だった。

列に立つ仕事は家庭内で均等ではなく、とりわけ女性の家事負担に組み込まれた。場所を代わりに確保して報酬を得る「コリスタ」まで現れ、待機時間そのものが交換可能な資源になった。

これは不足を忍耐の物語に変える記事ではない。配給制度が保証したのは購入資格であり、品物そのものではなかった。列は、国家の供給不足を各家庭が自分の時間で埋め合わせる場所だった。