2023年5月、チュニジアの首都チュニス近郊ハイ・アル=ハドラでは、住民がパン屋の前の長い列で待った。白い小麦粉の供給が数日間不安定になり、製造量が落ち、一部の店は粉を失って閉店した。退職後も繊維産業で働くマフムード・マトウィは、長く待った末に家族のパンを確保した。

背景には、ウクライナ戦争による穀物市場の混乱だけでなく、外貨準備の減少と国家財政の逼迫があった。中央銀行の外貨準備日数は前年同時期の125日から95日へ減ったと専門家は説明した。

パン屋の列は、一つの原因で説明できなかった。輸入穀物、外貨、補助制度、製粉所への支払いが連鎖し、最後に家族の食卓を支える数個のパンを待つ時間として現れた。