2013年3月末、西ベンガル州メディニプル県ベナチャプラ村の配給店前で、数十人が週ごとの食料を受け取る列に立った。現地取材では、列の誰も自分の正確な配給権利量を把握しておらず、結果として所定量を受け取れなかった。店前の列は、全国の公的配給制度PDSにある監督不足や不規則運用の一例として報じられた。

順番が守られても、受取人が何を受け取る権利を持つか知らなければ、公平な配給にはならない。この列で不足していたのは穀物だけでなく、制度を検証するための情報だった。待つ人びとは番号を持っていても、基準を持っていなかった。