2026年3月13日、インドネシア・東ヌサトゥンガラ州クパン県オエサオでは、住民が市場の灯油販売基地に列をつくった。小売段階で灯油が不足し、家庭の調理に必要な燃料を手に入れるには、在庫が届く基地まで出向かなければならなかった。住民のママ・ロディアは、小売店では非常に入手しにくく、オエサオ市場までかなりの距離を歩いたと話した。

時期はイスラム教の祭日レバラン直前だった。需要が高まる一方、入荷量が限られ、配給の回に買えなければ次回まで戻って待つ必要があった。列は、価格の話より先に、日々の食事を火にかけられるかという問題を突きつけた。

都市のエネルギー統計では見えにくいが、一缶の灯油への距離は家庭ごとに違う。オエサオの列では、品不足が売場から人びとの足元へ移り、歩く距離と再訪の回数になって表れていた。