1943年2月、ウィスコンシン大学の学生たちが、マディソンで「配給手帳第2号」の登録を待って並んだ。米国戦時情報局のためにジャック・デラーノが撮影した写真を、米国議会図書館はその目的まで含めて記録している。
配給手帳は、品物そのものを受け取る列の前段階にある。まず登録し、購入資格を示す手帳を得なければ、配給対象の商品へアクセスできない。大学生活も戦時経済の外側にはなく、学生は授業や試験とは別の行政的な順番へ組み込まれた。
写真目録は列の人数、登録にかかった時間、会場の名称を示していない。確認できるのは、1943年2月のマディソン、大学生、第二号手帳への登録という三点である。この列の先で配られていたのは食料そのものではなく、限られた品を将来買うための権利を記録する帳面だった。戦時の不足は店頭だけでなく、資格を作る窓口にも行列を生んだ。
