2016年、ホーチミン市10区のグエンキム通りで、炭火焼きトウモロコシを買う客は30分から1時間待った。VietNamNetの記事によれば、夫婦が午後7時半に炭を起こし、一日に焼くのは100本だけ。焼成に時間がかかり、客が増えても二人では炉を増やせなかった。長い待ち時間から常連が商品を「バップ・チョー(待つトウモロコシ)」と呼び、それが店の名前になった。さらに興味深いのは順番の仕組みだ。店は駐車票の冊子を転用し、客が名前と本数を書き、呼ばれたら受け取りと支払いへ進む方式を採った。一列に立ち続けなくても、番号と名前が順番を保持する。人気が生んだ列が、やがて店名と簡易な整理券制度の両方を生み出した。