メキシコ・コアウイラ州サルティーヨの男子刑務所では、面会日に家族が衣類、薬、清掃用品を抱えて列をつくる。Vanguardiaの現地報道は、金・土・日曜の午前10時から午後3時が面会時間で、安全検査が遅いため家族は少しでも先に入ろうとすると記録する。列で失う時間は、そのまま収監された家族と会える時間を削る。

刑務所が本来提供すべき制服や薬が不足し、家族が外から持ち込むことも記事は示す。施設外には指定色の衣類を売る露店まである。待つ人は単なる訪問客ではなく、制度の不足を物資で補う役割も負っていた。入口の列は面会の順番であると同時に、衣服、医療、衛生を家族側へ移した刑務所運営の境界線だった。