トルコではラマダンの日没前、パン屋の外に焼きたてのラマザン・ピデを求める列ができる。2025年3月、アナドル通信の取材を掲載したDaily Sabahは、イスタンブールの店で老若男女が並び、客が「待つこともラマダンの一部」と語る様子を伝えた。ピデはゴマなどを散らした季節の平たいパンで、イフタールの食卓に温かいまま持ち帰ろうと人々が窯上がりを待つ。

列の先にあるのはパン一枚だが、待つ時間には近所の挨拶や子どもの頃の記憶も混じる。食事を始める同じ時刻へ向けて、町の人々が別々の家から同じ店先に集まる。