2024年4月30日、ナイジェリアのアブジャやラゴスで、給油を待つ車列が最大三キロに延びた。早朝に買うため給油所の近くで一夜を過ごした運転手もおり、地域によっては自家用車やタクシーが道路の半分を埋めた。アブジャのタクシー運転手ファルーク・イブラヒムは、朝から燃料を探して仕事ができず、家族の翌日の食費を持ち帰れるか心配していた。
当局は物流上の供給障害を理由に挙げた。産油国でありながら、稼働不振の国内製油所のためガソリン輸入への依存が続き、給油所価格はアブジャの一部で通常の1リットル675ナイラから15%以上上がった。停電が多いため、燃料は車だけでなく事業所の発電機にも必要だった。
この列で止まったのは車だけではない。運転手のその日の売上、公共交通の運賃、小規模事業の電力が、同じ給油機の先に結びついていた。
