2008年4月1日、ハラレの銀行ATMの前で、人々が自分の預金を現金に変える順番を待った。ロイターの写真記録は場所と日付を特定している。同じ年、中央銀行が高額紙幣を相次いで導入しても現金不足は解消せず、銀行の列は続いた。1月の報道では、新紙幣を出しても住民が引き出しを求める長い列は残り、中央銀行は銀行側が必要な紙幣を受け取っていないと非難した。12月には、一日の引き出し上限が英国通貨換算でわずか18ペンス相当から、週約33ポンド相当へ引き上げられたと報じられた。
ハイパーインフレ下では、金額の桁が増える速度とATMに補給される紙幣の量が釣り合わない。口座残高があっても、窓口や機械に現金がなければ買い物には使えない。しかも引き出し上限が物価上昇に追いつかなければ、順番が来ても必要額を得られない。これは「お金をもらう列」ではなく、すでに自分のものだと思っていた価値へ接近する列だった。2008年のハラレでは、金融制度の故障は統計表の中だけでなく、ATMから街路へ伸びる人の列として現れた。
