2008年1月、パキスタン・カラチでは、夜が明けると政府系ユーティリティーストアの前に小麦粉を求める列ができた。補助価格の袋を買うため一日中待っても、深刻な不足で手に入らず帰る人がいた。売場では群衆の混乱や買い手同士の小競り合いも報じられた。
小麦粉不足は、小規模製粉所の在庫切れや公開市場での価格高騰によって悪化した。別の同時期の記録では、ラホールの女性が一袋のアタを得るため4時間待ったと証言している。
主食の列では、早く来ることすら購入の保証にならなかった。補助制度が設定した価格と、実際に店へ届く供給量の差が、人びとの一日を店先へ縛り付けていた。
